加齢性難聴の症状・診断・治療方法
加齢に伴って、聴力は徐々に低下していきます。内耳の細胞や神経の機能が低下していくことより感音難聴になります。高い音から聞こえにくくなり、両耳同じように進行します。他の病気よりも言葉の聞き取りも低下していくことが特徴です。
加齢によるものなので、聴力を戻すことはできませんが、日常会話に不自由するようになれば、早めに補聴器を使って音の刺激を与えることをお勧めします。難聴を放置すると、認知症発症のリスクが高くなることも、数々の調査で判明しています。
治療
根治的治療はなく、生活に不自由される場合は補聴器のフィッティングを行います。補聴器は眼鏡ほどすぐに効果が感じられないため、3か月ほどかけて補聴器に慣れてゆく必要があります。いきなり購入することは避けて、実際に生活に役立つかどうかを判断していただきながら、最終的に購入を決定していただきます。