【2】~【6】までは睡眠時無呼吸症候群として本人の体のためにも治療が必要。
【1】が単純鼾症にほぼ該当。
【2】~【3】ほぼ中間で睡眠時無呼吸症候群の治療の中ではなかなか取り上げてもらえない。CPAP治療はAHI 20以上となっている。
【1】~【3】で鼾で悩んでおられる方は非常に多い。
【例えば】
どれも深刻な悩みですが医師が治せる限り、立派な病気です。
いびき音だけの場合も、鼾音を伴う睡眠時無呼吸症候群の場合も、上気道が狭くなることには変わりなく、診断や治療の考え方は基本的には同じと考えてください。
●AHIとは、Apnea Hypopnea index(無呼吸低呼吸指数)の略で、睡眠時間1時間あたりの「無呼吸」と「低呼吸」の回数を言います。
●AHIが40以上の場合など重症度や病状によっては、医師の判断により精密検査を行わずに直ちに治療を開始する場合があります。
ナルコレプシー、特発性過眠症かどうか調べる検査です。夜間に良質な眠気がとれていても、覚醒に問題があり日中に激しい眠気が来るときこれを明確にするためにMSLT検査を行います。
CPAP残遺眠気と言って睡眠時無呼吸の治療を行っても日中眠い症状で困っている方がいます。治療コンプライアンスや睡眠時間の問題、薬剤の副作用のほか、他の睡眠障害、内科の病気の影響、精神疾患の合併を精査します。この場合にもMSLTを行う場合があります。
検査の前日に当院にて夜間のポリグラフ検査を行い、そのうえで検査当日は、医療機関の防音室で午前9時ごろから検査を開始し、2時間おきに20分程度の睡眠を4~5回取り、眠りの状態を測定します。検査は夕方まで続きます。検査の結果、過眠症と診断されると治療が開始されることになりますが、当院では当該薬物の処方が現在のところできません。